最近は草食系男子とかセックスレス夫婦などが増えてきていますが、
実際に性欲がダウンしている男性は昔よりも多いみたいですね。
これについては、精子の数が少なくなっているのが原因ではないかという説もあります。
精子の数が減れば、それを排出したいと思うことも少なくなるので性欲が少なくなるのも分かりますね。
男性の精巣が小さくなっているとか、精子が減少しているという実験結果もあるそうです。
世界保健機構の発表によると、精子の数は約50年前と比べると、
現在はその半分くらいの数で、精子の運動率についても3割近く悪くなっていると言われています。
精子の数が減少している理由は何なのでしょうか?
戦後、女性が強くなり、逆に男性が女性化しているからでしょうか。
それともスリムジーンズなどのファッションが流行って股間を押さえつけているため、
睾丸が圧迫されて精子が少なくなったのでしょうか。
一番の理由として考えられるのは、環境や食生活の変化かもしれません。
食生活では、野菜不足になっていたり偏食になっていることも影響していると思います。
また色々な添加物が入っている食品、特にインスタント食品や加工食品を食べる機会が多くなったので、
体内で健康が損なわれて、精巣が精子を作ることができなくなったことも考えられます。
環境について言えば、環境ホルモンも関係しているでしょう。
環境ホルモンというのは、体内に入り込んだ化学物質が人のホルモンと似たような働きをしたり、
正常なホルモンの働きを変えてしまうものだと言われています。
一昔前に、環境ホルモンはカップラーメンの容器に含まれていて、熱湯を注ぐと溶け出すから危険だということが問題になりました。
食生活や環境ホルモンの影響を完全に避ける事はできませんが、
なるべく偏食しないでバランスよく食べたり、外食やインスタント食品を食べないようにすることで、
健康な体を維持することができて、精子の数や運動率も正常になってくるのではないでしょうか。